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生活保護は、国民の権利だ。

2022年03月21日

Posted by kyutono9 at 17:41 Comments( 0 )

  

生活保護は、国民の権利だ。

  杉浦公昭

言うまでもなく生活保護制度は国の国民へのお恵みでなく、憲法25条に書かれている権利です。

 国会で日本共産党副委員長の田村さんが安倍首相に確認し、広く国民に宣伝するよう求めました。

 生活に困ったときは、堂々と申請し、受給者を非難することは、止めましょう。




3月18日伊藤 千尋さんの記事

2022年03月20日

Posted by kyutono9 at 12:03 Comments( 0 )

伊藤 千尋

21時間前  · 

私たちは何を守ろうとしているのか

 昨日は都内で「ウクライナ問題と憲法9条」を講演しました。参加者は90人ほどで会場いっぱい。パワーポイントを作ったけれど手違いで上映設備がなく()、マイクだけで1時間40分話しました。それがかえって良かったようで、みなさんずっと熱心な反応です。終わったあとは興奮状態で質問や意見のラッシュでした。

 みんな、自分の思いを伝えたいのです。いいことです。講演会はともすれば学校の授業のようになりがちですが、参加した人が意見を交わすような場でありたいですね。

 その点、FBは理想的な語らいの場です。ただ制限なしですから、暴言も入ってきます。ロシアのテレビ局で反戦の紙を掲げた勇気ある女性を「あいつはやらせだ」という誹謗中傷が出回っているそうです。悲しいですね。さもしいですね。命をかけて行動に出た人の心を踏みにじるのは、彼女の人間性への侵略行為ですよ。

 街頭で「憲法9条を」と声を上げたら「9条で国を守れるか」と罵声を受けて凹んでしまった、というメールをいただきました。ちょっと待って。僕は問いたい。私たちは何を守ろうとしているのでしょうか?

 ロシアから侵略されたウクライナ軍に頑張ってもらってロシア軍を皆殺しにしろ・・・なんて言ってませんよね。世界の人々が掲げているのは「NO WAR」つまり、戦争のない世の中、平和です。戦争をやめろ、侵略者はただちに撤退しろと言っているのです。ウクライナ人に生きのびてほしいだけでなく、独裁者の手先とされたロシア兵も無駄死にせず命をまっとうしてほしいと願っているのではないでしょうか。

 「9条で国を守れるか」と言う人は「武力には武力が必要だ」「敵は殺せ」と短絡的な発想をします。「国を守る」と言う発想は、国が違えば殺して当然となります。国境を境に常に敵を設定し、日本がロシアや中国を上回る武力を持たないと安心できないと考えるのです。その考えは容易に核兵器に結びつきます。現にそう発言する元首相がいます。

 これって戦国時代ですよ。もっと言えば野獣の発想です。人間の考えではない。私たちは幸い戦国時代ではなく21世紀に生きています。その幸運を捨てて、この世界を再び戦国時代に戻すなら、歴史は私たちに人間失格の烙印を押すでしょう。

 「きれいごとを言うな」なんて、言うなよ。そんなことを思うこと自体が自分の人間性をおとしめていることに気づいてほしい。今回の問題はプーチンの考えだけでなく私たちの考えの根底にあるものを問うているように思えます。

 私たちが9条で守るのは、人間性です。だからこそ訴えは国境を越えて普遍性を持つのです。敵や味方を越え人間性を守って初めて世界は平和に行きつきます。9条が世界の人々から支持され世界の国がなべて9条を憲法に持つとき、世界は初めて平和になります。世界のだれもが安心して暮らすことができるようになります。そこは誇りを持って主張しましょう。

 「9条で国を守れるか」という人には、最後には殺し合いになって人類が破滅に至ることへの想像力が欠けています。敢然と鷹揚に、優しく指摘してあげましょう。

 冷静に考えてください。力の対決の発想に立つとどうなるか。いま、日本の防衛費は5兆3千億円です。岸田首相はそれでは足りないから倍にしようと言います。すると10兆円を超えます。でも、彼は満足しないでしょう。中国と同じレベルに行って初めて安心するでしょう。中国の2022年度の軍事費は27兆円です。日本もそこまで上げます?

 いいえ、それにとどまりません。習近平は2030年度にはアメリカと同レベルにすると言っています。米国の22年度の国防費は87兆円ですよ。その先は減らすと言いますが、中国が上げるなら、米国も冷戦時代の対ソ連のように軍拡競争をするでしょうね。

 日本もそうしますか?日本の年間の予算は100兆円規模ですよ。その9割近くを防衛費にします?それって戦争状態ですよ。いや、すでに年間予算の6割を軍事費に向けた状態で戦争状態です。そもそも生活できません。

 こんな現実的な数字を挙げると、とたんに抑止論者は「いやあ、そこまで無理だから、今以上にアメリカに頼ろう」なんて言います。まさに植民地根性。米国だってカネがありません。その国の防衛はその国でやってくれ、という立場です。はねつけられますよ。

 こんな抑止論者に罵倒されて凹むようでは、まだまだです。だからこそ話し合いをし、知識を吸収し、自分を磨くことです。暴言や中傷でなく、人間性からほとばしる真摯な話し合いから、より良い、より確かな世界を創り出そうではありませんか。

 画像は平和憲法を持ち、本当に軍隊をなくしたコスタリカの国会です。一つの方向を向いている日本と違って、ぐるりと囲んでみんなが討論することが形に現れています。ちなみに女性議員が46%、ほぼ半数を占めます。ここから見ても、日本はまだまだ力が優位の男社会なのです。




ロシアの与党は共産党ではなく「統一ロシア」です

2022年03月19日

Posted by kyutono9 at 18:49 Comments( 0 )

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ロシアの与党は共産党ではなく「統一ロシア」です杉浦公昭

 今、反共攻撃を唱えている輩は、ロシアの与党は共産党ではなく「統一ロシア」になっていることを知らないか、知っていて使っている。

 国民がよく知らないことを利用して反共攻撃しているに過ぎない。

 坊主にくけりゃ袈裟までにくい類の話しだ。

 心して騙されないことですね。

、「自民党大会 国 主張 防 針 盟 も 力」 を の 政 れ ば の な 危 機 を 口 な 捉 な 強 は 岸 に し た 改 国 弁 09 た 許 す な 保」というテキストの画像のようです
主張 自民党大会
危機を口実にした改憲許すな
2022年3月17日【しんぶん赤旗より2面】
 自民党の定期大会が13日に開かれました。岸田文雄首相(同党総裁)は大会での演説で、ロシアによるウクライナ侵略を口実に、日本の「防衛体制の見直し・強化」と「日米同盟のさらなる強化」の必要性を訴えました。さらに、自衛隊を憲法9条に明記するなど同党の改憲「4項目」を「今こそ取り組まなければならない課題だ」と強調しました。しかし、その狙いは、「敵基地攻撃能力」の保有であり、海外での武力行使を全面的に可能にすることです。ロシアと同じように、日本が侵略国になる危険を生むものに他なりません。
日本が侵略国になる危険
 岸田氏は演説で、ロシアのウクライナ侵略という「今回の暴挙をわが事として捉え、対応していかなければならない」と強調した上で、政府の「国家安全保障戦略」など3文書の見直しを進め、「防衛力」を強化し、「世界屈指の同盟関係」である日米同盟をさらに強固にすると表明しました。
 大会で採択された2022年の運動方針も「わが国の防衛力強化と日米同盟の抑止力・対処力の向上を図るため、新たな国家安全保障戦略・防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画を、本年末にかけて策定する」と明記しました。
 「国家安全保障戦略」など3文書の改定作業で最大の焦点になっているのは、岸田氏が繰り返し言及している「敵基地攻撃能力」保有の検討です。
 岸信夫防衛相は、「敵基地攻撃能力」の保有について、相手国の領空に自衛隊機が侵入し爆撃することも、検討の選択肢から「排除しない」と国会で答弁しています。安倍晋三元首相は、「敵基地攻撃能力」とは「相手国を殲滅(せんめつ)できる打撃力だ」という趣旨の発言をしています。これが、憲法9条はもちろん、国連憲章に違反する侵略戦争につながり得る恐れがあることは明白です。
 自民党内などでは、台湾をめぐる米国と中国の軍事衝突を想定し、米軍を支援するために自衛隊を戦闘に参加させようとする動きも強まっています。
 加えて岸田氏が演説で、自民党の示している「自衛隊の明記」など改憲「4項目」の実現が喫緊の課題だとして、憲法改悪への意欲を改めて示したことは重大です。
 「自衛隊の明記」は、政府が、安保法制=戦争法(15年成立)の下でも、集団的自衛権の全面的な行使や、武力行使を目的とした海外派兵はできないと説明せざるを得なかった、憲法9条の規範力を全て取り払おうとするものです。これを許せば、海外での武力行使は完全に解禁され、無制限になってしまいます。
参院選で共産党躍進こそ
 岸田氏は、日米同盟強化などの「外交・安全保障を進めるためには、何といっても政治の安定が不可欠だ」とし、「来たる参議院選挙も自公の連携の下、勝利を」と呼びかけました。また、「憲法改正」など「大きな歴史的な変化に立ち向かっていく。そのための『力』を得るたたかいが来たる参院選だ」と力説しました。
 岸田・自公政権が米国に追従し、突き進もうとしている「海外で戦争する国」づくりを阻止することが必要です。今夏の参院選で、米国言いなり政治をただす抜本的な対案を掲げる日本共産党が躍進することこそ、その最大の力です。



伊藤 千尋さんの「歌う革命」と「人間の鎖」記事

2022年03月12日

Posted by kyutono9 at 14:51 Comments( 0 )

 伊藤 千尋さんの「歌う革命」と「人間の鎖」記事

(バルト3国の非暴力独立)

312日 伊藤 千尋 15時間  · の

「歌う革命」と「人間の鎖」

(3国エストニア、ラトビア、リトアニアの非暴力による独立)

312日 伊藤 千尋 15時間  · 

「歌う月12日革命」と「人間の鎖」そして9条~非暴力の力

 大国に挟まれた小国の視点について先に、旧ソ連だったバルト3国エストニア、ラトビア、リトアニアの例を述べました。ウクライナより小さなこの3国は、平和なうちに自力で独立を達成しました。その経緯を話し「力の対決」とは違う方法を探りたいと思います。

 5年前にバルト3国を訪れたさい、心に沁みた言葉が二つあります。「すべてが失われたように思えたとき、人は友の手を握る」が一つ。もう一つはソ連軍が武力で介入したときの「歌は数百年にわたり私たちを助けてくれた。歌おう、今こそ歌おう」です。非暴力の抵抗を貫き、それが最終的に勝利をもたらしました。

 平和な革命のきっかけはウクライナのチェルノブイリで起きた原発事故でした。環境問題に目覚めた市民はソ連が建設しようとした大型ダムに反対の署名運動をし、建設中止に追い込みました。1987年のことです。ソ連の歴史上、予算の降りた大規模計画を市民運動で止めた最初の出来事でした。

 翌1988年、エストニアの首都郊外の野外ステージで「歌の祭典」が開かれました。集まったのは30万人もの人々です。そこで合唱したのが「我が祖国は我が愛」という民族の歌でした。ソ連政府から長く禁止されていたこの歌を大合唱したのです。警察もいたけれど30万人を止めることはできなかった。その2か月後、エストニアの議会は独立に向けた主権宣言を出しました。

 翌1989年、ソ連で改革路線が始まったのを機に「ゴルバチョフの改革を支援する」という名目で行ったのが「人間の鎖」です。3国の市民200万人が手をつなぎ、3国の首都600キロを結びました。

 リトアニアの首都ビリニュス中心部の広場の石畳に足形があります。ここが南の起点です。エストニアの首都タリンの高台の公園にも足形があります。これが北の終点です。手をつないだ人々が歌ったのは「ブンダ ヤウ バルティヤ(バルト3国は目覚めた)」。「人間の鎖」のために作られた歌です。

 現地で僕に通訳してくれたシモーナさんは早稲田大学への留学生でした。5歳のときにお母さんが勇気を奮って「行こう」と言い出し、父親と2歳の弟とともに参加したそうです。「これが私の人生の最初の大きな記憶です。誇りに思っています」と話します。

 これだけのことを組織だって行うのは大変でした。KGBの監視下で当局にばれないようひそかに、3国にまたがって準備したのですから。彼らはそれをやってのけたのです。

 リトアニアでは翌年の選挙で人民戦線が圧勝し、最高会議は主権回復を宣言します。そこにソ連が武力で介入し、落下傘部隊が首都ビリニュスのテレビ塔を攻撃しました。塔を守ろうと集まった市民14人が殺され、数百人が負傷しました。

 このときです。リトアニア最高会議議長は議事堂の周辺に集まった人に呼びかけました。「歌は数百年にわたって私たちを助けてくれた。だから今こそ歌おう。挑発したり争い合うのでなく、あるべき姿でいよう。銃撃を忘れて、歌おう!」

 無抵抗の市民にソ連軍が発砲したニュースは世界に伝わりました。西欧が味方しただけでなく、ロシアのエリツィンも改革派を支持しました。すかさず3国で国民投票をすると、独立賛成が90%を占めました。

 そこに驚愕することが起きました。モスクワでクーデターが起き、ゴルバチョフが拘束されたのです。ソ連軍はバルト3国に出動しました。ところが翌日、クーデター失敗が明らかになるとソ連軍は引き揚げました。ラトビアでは放送局を占拠したソ連軍が撤退するのに合わせて、市民は民謡「あなたにさようなら」を歌いました。

 この流れの中で3国は独立を宣言し、念願の独立を果たしたのです。1940年にソ連に無理やり組み入れられてから、51年後です。

 ロシアが大規模に侵略したウクライナとは条件が違うし、モスクワでも変化が起きたという好条件がありましたが、このような闘い方もあるのです。「力の対決」とは違うやり方、非暴力の闘いはけっして無力ではないし、犠牲を最小限に抑えて目的を達成することを教えてくれます。

 主張に普遍性があれば行為に自信を持つし、徹底的に抵抗する勇気を生みます。自覚した市民が連帯して目に見える行動を起こせば、状況を変える力となります。そのさいに「歌」があれば自らを鼓舞するとともに周囲を巻き込みます。

 またも長くなってしまいました。日本や9条との関連は次回にお話ししたいと思います。バルト3国のこの間の動きを詳しく知りたい方は、2020年に出版した拙著『連帯の時代』(新日本出版社)をお読みいただければ幸いです。

 画像はエストニアの首都タリンの郊外で30万人が歌った「歌う革命」の様子と、リトアニアの首都ビリニュスの広場に刻まれた「人間の鎖」の足跡です。 




3月11日伊藤 千尋さんのFacebook投稿記事より

2022年03月11日

Posted by kyutono9 at 17:47 Comments( 0 )

3月11日伊藤 千尋さんのFacebook投稿記事より

 杉浦公昭

本日、Facebookで又、伊藤千尋さんの投稿記事を見つけました。

参考の為、お送り致します。時間が許したらご覧ください。

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伊藤 千尋

311日 17時間前 · 

今、ウクライナはどうなっているのか?

 ここ数日、ロシア側とウクライナ側の専門家にそれぞれ直に取材し、さまざまな論文を読みました。先にバルト3国の例を挙げましたが、その後半をお話しする前に、ウクライナをめぐる今の戦況について解説します。

 まずロシアの思惑です。プーチンはウクライナがロシアのものだと思い込んでいます。そのウクライナを西欧にそそのかされたネオナチの政権がのっとってしまった。だからロシアの手に取り返そう、という発想です。ちなみにプーチンはナチスと関係がなくても反ロシアの人をネオナチと呼んでいます。

 そこから出てきたのが、ロシア軍が出動すればウクライナの人々はもろ手を挙げて歓迎し、ゼレンスキー政権は2日もあれば降伏するという見通しでした。だから攻め方がずさんだったのです。本来なら空爆でレーダーサイトだけでなく軍事施設、飛行場を完全にたたき制空権を確保してから地上軍を投入するのがセオリーですが、その前に地上軍を入れてしまった。しかも軍事常識は一点突破なのに、あちこちに分散しました。

 ロシア軍の兵力は92万人、ウクライナ軍は20万弱。力の差は明らかです。それにロシア国境から首都キエフまで90キロ、主要都市ハリコフまでならわずか30キロです。それが2週間たっても攻略できない。

 ロシア軍は総兵力では多いけれど、国土が広いので分散しています。旧ソ連の後継で核兵器も大量に持ち、いかにも強そうだけど、兵力は世界で5位です。陸軍としてこの一帯で動かせるのは36万しかいません。これは韓国陸軍より少ないのです。しかも、今回、投入したのは15~17万です。

 これに対してウクライナ軍は19万6千人いて、うち地上兵力は15万です。侵攻したロシア軍とそんなに変わりはありません。しかも総動員令によって予備役や一般市民も入ります。兵士の数としてはウクライナの方が多いくらい。それに祖国防衛という大義があり、地の利もあります。だから2日どころか2週間も持ちこたえているのです。

 ロシアの戦車が一列で立ち往生している画像が話題になりました。命令系統の混乱や兵站の不備などが言われ、実情は不明です。ただ、ウクライナの土壌は黒土で、戦車が通るとめり込んでしまいます。第2次世界大戦の独ソ戦でも、これでナチスの戦車が立ち往生しました。つまりちゃんとした舗装道路しか通れないのです。だから一列になるのです。点と線しか制圧できない。

 これではいかんとハッパをかけにきたロシアの司令官はウクライナ軍の狙撃手に撃たれて死亡しました。面を制圧できないから、ウクライナの狙撃手が近寄れるのです。とはいえせっかく一列に並んでいるのだからウクライナは対戦車砲でも撃ち込めば良さげなものですが、そこまでやる能力はウクライナ側にない。だから膠着しているのです。

 しかし、ロシア軍は態勢を立て直しています。これから懸念されるのは民間人もかまわず標的にする無差別殺戮です。避難民を逃がしているのも、民間人はもうすべて出てしまったはずだ、という口実にするのでしょう。そうなると今をはるかに上回る相当な犠牲者が出るし、大きな破壊が進みます。考えたくないことです。

 たとえキエフが落ちてもウクライナの政権は西部に移り、あるいは国境を越えてポーランド側に行き、ゲリラ戦をやって抵抗するでしょう。第2次大戦のときも侵入したナチスに対してパルチザンを結成しゲリラ戦を展開しました。ウクライナの面積は日本の1.6倍です。ロシアは一時的に大都市を制圧しても、全ウクライナを長期には支配することはできません。

 そのうちにロシアに経済制裁の効果が出てきます。生活が危うくなったら、さすがにロシア人も声を上げるでしょう。また「ウクライナ人もロシア人と言ったじゃないか。ロシア人をなぜ殺すのか」という疑問が出るでしょう。強力な報道管制をしていますが、それをしなくてはならないところに弱みが透けて見えます。すでにプーチンを支えてきた大物実業家たちが戦争の停止を主張しています。プーチンは焦っています。

 これが大まかな現状です。その後に考えられるのは仲介(可能性があるのはトルコだけ)による休戦ですが、まだ先です。これも考えたくないことですが、最悪のシナリオとして限定的な核兵器の使用がささやかれています。

 核と言えばロシア軍が原子力発電所を抑えました。これは、ウクライナがロシアに対抗するため核兵器をつくっているというプーチンの主張を裏付けるためです。ウクライナがそんなことをしていないのは国際原子力機関(IAEA)の査察で明らかですが、プーチンは「核兵器製造の証拠を押さえた」と国内で勝手に宣伝しています。なにも原発を爆発させるという意図はないようです。ただ、上記のようなロシア軍ですからね・・・ずさんな扱いをしなければいいのですが、そこが心配です。

 このような中できわめて多くの市民が戦闘で亡くなり、負傷し、あるいは家を失い、食べ物もなく路頭に逃げまどっているのです。病院も爆撃され、子どもも殺されています。一日も早く目の前の戦闘を終わらせることが肝心です。デモをすれば逮捕されるロシアの市民には、それができません。ならば声を上げられる人々が地球の様々な場所で声を上げることです。それが私たちの今現在の役割だと思います。

 画像はウクライナ南部のオデッサ郊外にある、第2次大戦中の対独パルチザンの記念碑です。10年前に訪れたさいの撮影です。





ロシアは何故こんな蛮行に出たか?

2022年03月09日

Posted by kyutono9 at 15:59 Comments( 0 )

 ロシアは何故こんな蛮行に出たか?

   杉浦公昭

 2022.3.4 日、「ウクライナへの侵略に抗議する!ロシア軍は直ちに撤退を!」と安保法廃止を求めるオール埼玉の呼びかけで浦和駅前の街宣に参加しました。

私は侵略開始時点から、理想論かも知れませんが、世界の恒久平和は、主に大国による覇権主義を追放しない限り成り立たないと言ってきました。

それにしてもプーチンは何故こんな蛮行に出たのでしょうか? 疑問を持ってきました。

そんな時今朝、Facebookで以下に掲げるような掲示を見つけました。

いろいろ参考になりそうなので私のブログに掲載することにしました。

何かご意見などありましたら返信くだされば幸いです。

 春はそこまで来ていますが、オミクロンの猛威は終わっていません。くれぐれもお体を大切にお暮しください。

伊藤 千尋   今日13時間前  · 

 大国に挟まれた小国の視点に立って

 このところ、ロシアも悪いけれどNATOの拡大策がロシアを刺激したというロシアへの同情あるいは喧嘩両成敗のような論が出ています。ちょっと待って。それは、小国の意志を無視する見方です。旧ソ連だった小国は欧米にそそのかされてNATOに無理やり加盟させられたのではありません。自発的に加入したのです。歴史的にロシアがそうさせたと言っていい。

 わかりやすい例を示します。ソ連崩壊の直前にソ連から独立したバルト3国です。5年前の2017年に現地に飛び、南のリトアニアから中央のラトビアさらに北のエストニアの3国をめぐって当時の事情を調べました。

 この3国は第2次世界大戦が始まった直後の1940年、ソ連に侵略され軍事占領されました。ソ連は侵略行為を理由にこのとき国際連盟から除名されています。侵略に抗議したバルト3国の市民5万人が逮捕され、シベリアに送られました。

 そこへナチスが侵入しました。ナチスは3国の人々をナチスに編入してソ連軍と戦わせました。さらに領土をドイツに組み入れました。独立を主張するバルトの市民は強制収容所行きです。

 1944年には、勢いを盛り返したソ連がやってきました。ソ連はバルトの市民をソ連軍に編入してナチスとの戦いの最前線にやりました。文字通り大国に翻弄されたバルト3国は、人口の5分の1がこの時期に減っています。

 第2次大戦が終わると大国の取引の中でバルト3国はソ連に組み入れられました。そしてエストニアとラトビアの東部はロシアの領土とされたのです。奪われた地は国土の1割近くです。日本で言えば北海道がそっくりソ連領になったようなものです。

 さらにバルト3国にロシア人が50万人も移住してきました。今もラトビアの人口の33%がロシア人です。首都リガではロシア人が人口の過半数を占めます。数にものを言わせ、市長もロシア系です。

 こうした中で2004年、バルト3国は欧州連合(EU)に加盟し、NATOに入ったのです。放っておいたら国内のロシア人が独立を宣言して、その要請によってロシア軍が「平和維持軍」の名目で侵入してくることが十分にありえたからです。現実に今、ウクライナがそうなっています。

 現地の状況や歴史を知らないでいると、私たちはつい大国の動きだけに目を奪われがちです。しかし、その間には小国なりとも人が住んでいるのです。彼らはなんとかして安全な生活を維持しようとします。その結果が、過去も現在も続くロシアの脅威への対抗手段としてNATO加盟を選ぶという結果になったのです。敢えて言うなら、歴史的なロシアの抑圧が彼らをNATO側に追いやったとも言えるでしょう。

 それがロシアとNATOの対立を強め、今回のようなことになるかもしれないという憶測は当時からありました。だからこそ同じような立場でもっと大きな国であるスウェーデンとフィンランドはNATOへの加盟を自主的に控えてきたのです。しかし、この2カ国も今回のロシアの侵略を見て、NATO加盟を検討しています。

 ロシア擁護論として、NATOが国境近くまで来たらロシアは脅威に感じると言いますが、ロシアに隣接した小国はロシアの脅威を感じるどころかロシアにさんざん抑圧されてきたのですよ。大国に同情する前に、大国に抑圧されてきた人々の立場、視点を考えてほしいと思います。

 とはいえ、こんな「力の対決」の論理に組み込まれてしまったら世界は完全に2分し、最後は核戦争に結びついてしまいます。あるいは超大国アメリカの支配に陥ってしまいます。では、どうしたらいいのか。そこにもバルト3国の例が参考になります。そして、今こそ日本の9条が世界に羽ばたくときです。

 長くなったので別に書きます。

 画像はソ連末期の1989年、バルト3国の市民200万人が3国の首都を結ぶ600キロを「人間の鎖」でつないだ歴史的な様子を記念切手にしたものです。これが平和なうちに独立を勝ち取る手段となりました。




ゴルバチョフさん「人間の命より大切なものはない」と!

2022年03月08日

Posted by kyutono9 at 18:56 Comments( 0 )
ゴルバチョフさん「人間の命より大切なものはない」と!   杉浦公昭
        
ベルリンの壁崩壊で、核戦争をせず、旧ソ連の崩壊を決めた、人間尊重の勇気ある指導者ゴルバチョフさん
 「人間の命より大切なものはない」「即座の戦闘停止と和平交渉を」と主張するのは当然ですね。
 私はソ連の崩壊を決めた時以来、彼の人間尊重の勇気を尊敬してきました。





核兵器保有意見の危険性!

2022年03月08日

Posted by kyutono9 at 17:31 Comments( 0 )
核兵器保有意見の危険性!
  杉浦公昭
核戦争で生き残れる保証はない。高市氏も生き残れるかどうか?そんな危険な道をどうして選ぼうとするのかわからない。誰も賛成してはならない!
高市氏、有事の核持ち込み「党内で議論」「よその国あてにして国民は守れない」



全世界は戦争反対の一つで団結し、戦争を止めさせよう!

2022年02月26日

Posted by kyutono9 at 16:36 Comments( 0 )
   
全世界は戦争反対の一つで団結し、戦争を止めさせよう!
  杉浦公昭
この日本に居る日本語の上手なロシア青年の声を以下のURLをクイックして聞いてみて下さい。
 ロシア人は全てプーチンの支持者ではないと言っています。
 今日の新聞報道によればロシア国内でもプーチンの逮捕に抗して、53都市で戦争反対のデモや集会を行っているそうで、その写真も追加して置きます。す。全世界は戦争反対の一つで団結し、プーチンの暴挙を止めさせましょう。




ロシアは国際法を遵守し、直ちに停戦し、撤退せよ!

2022年02月25日

Posted by kyutono9 at 17:24 Comments( 0 )
ロシアは国際法を遵守し、直ちに停戦し、撤退せよ
 杉浦公昭
 ロシアも、中国も、アメリカも、大国主義、覇権主義を批判されるべきだ。本来、世界はあらゆる人殺しの武器を放棄すべきだ。
 政府は、中国を侵略した反省もすべきだ。
 中国を敵視して、敵基地の空爆を認める法案を検討するのは、言語道断、今回のロシアの侵略行為と何ら変わりない考えだ。
 みんな国際法を遵守すべきだ!
 さもないと、核戦争になり、人類は滅亡することになる!
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Facebookの斎藤紀代美さん曰く
 ロシア軍のウクライナ侵略は国際法違反であり絶対に許されない。
しかし、これに対抗してNATOが軍事介入したら、#第三次世界大戦 になってしまう。
 国連は世界戦争の回避のためにできた組織だ。
 ロシア軍のなかにもウクライナ侵攻に反対する声があった。
 今こそ人々の命を守るために知恵を絞るべきだ。



連合組合長:組合の目的は賃金、労働条件、基本的人権を守る事ではなかったか?

2022年02月16日

Posted by kyutono9 at 12:17 Comments( 0 )
連合組合長:組合の目的は賃金、労働条件、基本的人権を守る事ではなかったか?
 杉浦公昭
 否応なく利害対立する経営者と基本的な考え方が共通すれば、利害対立はなくなり、経営者と基本的な考え方に従うことになる。
 それでどうして労働者の命と暮らしを守れるのか?
 貴方は労働組合の責任者をやってはいけない。
 辞任して下さい。
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 私の友人・石垣敏夫からみなさんへ、釈迦に説法ですが 労働組合とは労働者の賃金、労働条件、基本的人権を守る。
 そのために団結し、「労働力(商品)を売って賃金を得る」。現在、この基本を労働運動の指導者が忘れているのです。
 「マルクスの賃労働と資本」を読むことから労働運動は始まります。
 労働者は組合を作り闘って賃金を上げる。
 企業内組合だとか産業別とか言う前に団結し組合を作り、闘わなければ賃金は上がりません。連合にように労使協調をいうのであれば「労使協調とは労使同一賃金」でしかありません。

人間は「能力に応じて働き、必要に応じて与えられる」社会を目指し、階級社会が生まれてから、争いのない、共同社会を目指し闘い続けています。
 マルクスの階級闘争の歴史は依然として古くも新しくもありません。現実に生き続けています。(客観的事実です。
 差別、環境破壊、いずれも労働者が闘わず、疲弊している状況では改善は見られません。
 「働く人々が世の中を支えている」これが根源中の根源であることを忘れているから、組合が政党の道具にされ、分裂し、非正規労働者の増大となってしまったのです。
 労働者の政治活動の自由は保証されなければなりません。
 しかし、現在は組合という組織が政治活動を行い、労働者の自由を奪っています。
 日本の労働組合は政党の下請けになっていることが最大の欠陥であり、分裂の根源です。
 組合が分裂している限り資本家は左団扇でいることができます。
 これが日本の現実であり、自民党の要請によって賃金をあげさせていただく、というテイタラクにさせられているのが現実です。
 本来、労働は喜びであり、ふさわしい賃金を得ることが基本です。          
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Re:
連合に鳴り響くのは弔鐘か、女性会長が突進する『ガラスの断崖』

 石垣敏夫の友人・柴田武男さんからこんばんは
 「賃金低下は図表の2013年を超えて21年現在まで続いている。その原因は「日本の企業別労働組合にある」と、山家氏は喝破する。」 というのは、当たっているとも思いますが、同時に、いつも賃金が低下していたわけではありません。
 この企業別組合下でも高度成長期には賃金上昇していたわけです。
 となると、この組合の形式だけで賃金が決定するかのような議論は限界があるように思いますが、どうなんでしょうか。





立憲、国民民主、維新の協議をどう見るか?

2022年02月15日

Posted by kyutono9 at 15:51 Comments( 0 )
 これは、野党としては大問題。
 行きつく先は、戦前型の翼賛国会成立。
 平和憲法は改悪はされ、戦争する国家成立の道を進むことになる。
 何としても杭めたいものですね。
2人のTwitterのスクリーンショットのようです



日米安保を破棄し、日米友好条約に変えましょう。

2022年02月13日

Posted by kyutono9 at 18:03 Comments( 0 )
日米安保を破棄し、日米友好条約に変えましょう。
杉浦公昭
 米兵の傍若無人の振舞いは、日米安保とそれに基づく日米地位協定があるからです。
この協定は、諸悪の根源をなしています。
 アメリカ言いなりでアメリカが起こす戦争に巻き込まれ、台湾有事の際に沖縄を含む日本全土が戦場化するのを避けなければなりません。
 日米安保を破棄し、日米友好条約に変えましょう。



若者よ!戦争への歩みに反対せよ!

2022年02月08日

Posted by kyutono9 at 12:28 Comments( 0 )
若者よ!戦争への歩みに反対せよ!
   
杉浦公昭
  共産党の市田忠義氏によれば今年は、共産党創立100周年を記念する年だそうです。
 再び軍国主義を復活させ侵略戦争も辞さない政府を前にして。
私は、侵略戦争反対、軍国主義反対の旗を掲げて、命懸けで国民の命を守るために闘った、共産党員の行動に感銘を受けます。
この史実は、日本の歴史にしっかり刻まれ、未来に向かう青年の良き道しるべとなるに違いありません。
以下の呼びかけは、Facebookの掲示板より借用させて頂きました。





憲法を守る署名にご協力ください!

2022年02月05日

Posted by kyutono9 at 17:39 Comments( 0 )
憲法を守る署名にご協力ください!

杉浦公昭
 埼玉平和委員会事務局長の二橋元長さん曰く、改憲反対というと、対案を出せと言うが、対案は「憲法を生かせ」に尽きると。
 私は、畑埼玉革新県政の時代に県庁に「憲法をくらしに生かそう」との垂れ幕が掛けられているのを見ました。残念ながら憲法をくらしに生かし切れずに今日を迎えています。増して、自公維共は憲法9条抜きの憲法改悪を狙っています。油断なりません。憲法を守る署名にご協力ください。




デニー沖縄知事 再選出馬の意向

2022年02月05日

Posted by kyutono9 at 17:18 Comments( 0 )
デニー沖縄知事 再選出馬の意向
杉浦公昭
 デニーさんは、知事選の初出馬の出陣会場に母の故郷である伊江島を選び、タッチュウを背景に出来る広場で演説しました。
 私は、そこでの演説が忘れられません。
 育ての親が人種差別を受け帰宅したデニーさんを諭した言葉「白も黒もない、5本の指がそろってこそ、手として役に立つのだから」に感銘を受けました。
 この親に育てられたからこそ、差別なく公平で一人も残さず県民全てを幸せにする行政に力を入れられると考えます。
 二期目も頑張れるよう皆で応援してください。。



米軍の検査なしの入国は許せない!

2022年02月05日

Posted by kyutono9 at 16:47 Comments( 0 )
米軍の検査なしの入国は許せない!
      杉浦公昭
米軍は、明らかに外人でありながら、日本の水際作戦には協力しません。昨年9月、日本政府は、「米軍の本国での検査なしの日本へ入国」を告げられながら12月まで隠し、慌てて米軍に交渉したと言います。
 そこには、地位協定に縛られアメリカ言いなりの政府の姿があります。
 そのため沖縄と岩国での感染症患者が増え、日本人の命の危険が増えました。
 故翁長沖縄県知事が、最後の命を懸けて全国知事会に提案し可決した米軍との「地位協定の抜本的改善」を実施すべきです。
写真の説明はありません。





サケ放流40年、皆さんに感謝して

2022年02月03日

Posted by kyutono9 at 20:12 Comments( 0 )
サケ放流40年、皆さんに感謝して
        杉浦公昭
 入間川にサケを放す会は 1982 年以来サケを放し続け、今年40 年目を迎えました。今年は、地球温暖化の為か、サケの遡上が全国的に少なく、卵の入手が極めて困難で、今後、サケの放流は中止になるかと思われます。この間、お世話になった皆さんに感ます。
1960年以後の高度成長期に、公害反対の住民運動が全国で起きました。その様な時代の1974年10月と1988年4月、埼玉県民や東京都民1200万人の飲み水になる入間川へ70万人分の致死量に相当するシアン流出事故が起きました。
 その際、埼玉県にはシアンの常時監視測定機が設置されていたのに、警報は出されませんでした。しかし二度の事故は、魚の大量死を見た釣り人の役所への通報で、辛くも人々の命が守られました。
 この事実から、私は「河川に清流をとり戻し、魚たちが群れを成して泳ぐ時、私たちの命も守られる」との教訓を引き出し、特に飲
料水の河川への魚の放流を呼びかけました。
 他方、私は、東海林吉郎論文から、人々は川魚の死によって自らの命の危険を感じて河川浄化の行動に立ち上がり、大衆的な力を発
揮すると言う田中正造の「魚戦略」を学んでいました。   こうした中で、1981年春に自ら考案した循環濾過水槽で、サケのふ化・飼育と荒川への放流に成功していた勝山義弘氏と出会ったのが、この運動を始めるきっかけとなりました。
 サケ放流の目的
「サケが戻れるような、(自然ふ化する)きれいな川を取り戻そう!」をスローガンとして放流すれば、母川回帰の夢や「活ける河川」への憧れを呼覚まして河川浄化、自然保護の世論を高める一大住民運動を起すことができます。その上で、住民と共に汚染源対策を求めれば、河川に緑と清流をとり戻すことができます。生命の不思議さを学び、愛情をはぐくみ、離別の悲しさも味わっ
てもらう情操教育にも役立つなどと構想しました。
 飼育と放流法
 飼育は、田代氏の本と勝山氏の助言を基に開発した「観察箱を用いた飼育法」で行いました。放流は、市川健夫氏の利根川南限説が成り立たないことを確認し、荒川水系の入間川で一勢に放流しました。(市川健夫氏は、利根川より南の栗山川のサケ漁は取るに足らないと無視していましたが、栗山川漁業組合が、サケ回帰率0.1%で数千匹捕獲したによって利根川南限説は事実上打ち破られています)。
 以上見てきたようにサケ放流は、その目的がら、現代社会の抱えている問題である河川浄化、自然保護の世論喚起、緑と清流を取り戻す住民運動に貢献しています。   その外、以下のように様々に現代社会に役立ってます。
 サケ放流が取り持つ国際親
1982年10月15~17日北海道北方圏センターにサケ放流の14 河川代表とカナダ、イギリス、アメリカ代表が集まり、日本サケ会
議が開かれ、国際親善に役立ちました。
 サケ放流の歌が被害住民を激励
数年前、私の勤めていた東洋大学工学部応用化学科の職場友だちの又重英一さんが、サケ放流運動応援の為作った「サケの赤ちゃん」の歌を、岩手県の三陸に在る普代村から使用許可願いがあり、正午の時報を知らせるチャイムに使われいました。ところが、2011年3月の東北大震災で普代村が襲われた際、普代村のチャイムは壊れず残り、被害住民を励まし続けることになりました。
 サケ放流が、人間性回復に!
犬も猫も嫌われる団地住まいの鍵っ子らは、自らの心の淋しさを金魚鉢でのサケの飼育によって和ませています。
児童に「挨拶」を教える先生は、家に父母が居ないので、サケに、おはよう、行ってきます、只今、お休みなさい、と声をかけ
る指導をしています。
 また、登校拒否の児童が、サケの飼い方を友達に聞きたいので登
校し、先生や父母を驚かせ、喜ばれました。
 さらにサケを放す会に、雷族の青年がきて、「俺にもサケを飼わせろ」とサケの卵を求めました。彼らも騒音で嫌われるより、好かれ
ることで自己顕示欲を満足したいと思ったようです。
こうしたことに見られるように、サケの放流は、現代の社会が抱える一大問題の子供たちの人間性回復に役立っています。
 サケを放す会が埼玉県から評価される!
 入間川にサケを放す会は、日頃からコミニティ活動の一環として、河川浄化と自然保護の世論を喚起し、地域住民の命が守られる社会を実現するために、積極的に実践活動を展開してきたとして埼玉県から「シラコバト賞」を受けました。
 サケ放流が地球環境の救済!
 もともと「河川浄化と自然保護の世論をあげ、人々の飲み水(命)を守ること」を目指した取り組みでしたが、子どもたちにサケを育ててもらっていたら、自然と親しみ、自然から学び、命を大切にする子どもたちが育ってきたのは、大きな驚きであり、この上ない喜びです。命の尊さを深く学んだ子どもたちこそ、地球環境の危機を救ってくれると期待されるからです。 (希望を持って)



川越市議会で骨土砂の埋め立て反対の請願が、全会一致て可決

2021年12月23日

Posted by kyutono9 at 12:33 Comments( 0 )
  川越市議会で骨土砂の埋め立て反対が可決
   杉浦公
  1221日、埼玉県川越市議会で、日本共産党市議も加わっている「辺野古新基地問題を考える川越の会」が提出した骨土砂の埋め立て反対の請願が、自民公明を含め、全会派の代表者が紹介議員になって可決したそうです。
 共産党以外のある議員は、「貴方たちは、凄いことをやってのけたんだよ」と褒めたそうです。
 嘘と隠蔽と改竄がまかり通る国政下にあって、人権尊重の正義と道義が認められる民主的な地方議会の爽やかさを感じます。




九条改憲を許すな!

2021年12月08日

Posted by kyutono9 at 12:51 Comments( 0 )

九条改憲を許すな!

杉浦公昭

今日は開戦記念日。

世界の指導者は、戦争を知らない世代になった。

抑止力という名の戦争準備。

しっかり学ばないと、自分で自分の首を絞める

ことに成り兼ねない。

九条改憲は、絶対許してはならない