てぃーだブログ › 平和こそ我が命 › 政治問題 › 日本を救うため都知事を変えよう…その2
東京都に在住の皆さんへ

 これは3月26日と4月3日に行った私が推す医師・前参議院議員の知事候補への応援演説を基本に補正・加筆したものです。「私たちの知事候補」、或いは「私たちの推す知事候補」と書いてあります。

 ただ今ご紹介頂きました増田善信です。今日は私たちの推す知事候補の応援にやって参りました。
まず最初に、東日本大震災と大津波で犠牲になられた方々に心からのお悔やみと、被災された皆さんに、心からのお見舞いを申し上げます。確かに今回の地震と津波は日本の観測史上最大といわれ、東北と関東地方を中心に未曾有(みぞう)の被害をもたらしています。その上、福島第1原発の重大な事故による深刻な被害も広がっています。
 日本中がこの被害に心を痛めているときに、事もあろうに、現職知事は「天罰」だと言ったのです。もうこの一言で、知事の資格は無いと思いますが、現職知事は、震災対策事業予算を発足時の1999年に比べると1300億円以上も減らし、人口あたりの救急車の数は全国最低、消防ポンプ車も全国46位にしてしまいました。安心・安全の東京をつくるためにも、このような知事は一刻も早く退陣させなければ、都民の生命・財産は守れないと思います。

 私たちの推す知事候補は、「震災予防宣言」を発表し、「命を守る『福祉・防災都市 東京をつくろう』」と呼びかけています。私たちが推す知事候補は、そもそも「地震は自然現象であるが、地震による災害の多くは人災である」と強調し、「地震は防げなくとも、政治の力で震災を防ごう」と呼びかけています。
 そして具体的な政策として、例えば、被災者救援では、東京都が現在被災者の受け入れに提供しようとしている公営住宅はたった600戸ですが、募集停止している都営住宅の空屋が1万戸以上あるのでこれを提供するとか、原発事故対策でも、ヨウ素剤を都が責任を持って地域ごとに確保・備蓄し、緊急時に対処出来るようにすることなどを挙げています。私はチェルノブイリへ3回調査に行き、旧ソ連がヨウ素剤の投与に失敗したために、多くの子供が甲状腺がんに苦しんでいるのを見てきたので、何としてもこの私たちの候補の政策を実現させたいと思っています。
 また、築地市場の移転先がこの地震で90カ所も液状化していますが、猛毒のシアンなどが噴出するようなところへの移転は直ちに中止すると明言し、「福祉都市」であってこそ、災害時にも都民の命を守ることが出来ると「「福祉・防災都市 東京」をつくろうと呼びかけています。皆さんご一緒に、私たちの推す知事候補を新しい知事にして、安心して住める東京をつくろうではありませんか。

 さて皆さん、「後出しジャンケン」という言葉をご存じですか。「ジャンケンの後出しで勝つ」という最も卑劣なやり方をする人を指す言葉ですが、現職知事は今まで3回とも最後に立候補を表明して勝ってきた人物です。今回も3月14日というギリギリの日でした。今回は前宮崎県知事がさらに「後出し」でしたので、最後の「後出し」にはなりませんでしたが、「後出し」には変わりありません。なぜでしょう、この二人は、政策論争をやれば負けるので、政策論争をしないで、知名度の高い「名前」だけで当選しようとしているのです。
 確かに現職知事は、「何が贅沢かと言えばそれは福祉だ」といって、都立病院を半減し、3カ所の小児病院も1カ所に統合、シルバーパスを有料化し、敬老手当も廃止など、ほんとにすべての福祉予算を削ったのです。それだけでなく、1メートル1億円の外環道など巨大開発を進め、新銀行東京やオリンピック誘致でムダ使いした上、1泊23万円もの海外旅行です。どれもテレビ討論で指摘されたら一たまりもありません。現職知事はそれが怖いから「後出しジャンケン」をせざるを得なかったのです。
 一方、前宮崎県知事は鳥インフルエンザや口蹄疫で大きな被害を受けた上、新燃岳の噴火で営農さえ難しくなり、将来どうしようかと不安にあえいでいる宮崎県民を見捨てて、任期途中で辞任し、都知事選に出てきた人物です。
 こんな連中に都政を任せるわけにはいきません。後の候補もみんな現職知事の亜流です。もうこんな都政はチェンジ以外にありません。私たちが推す候補を都知事に押し出して頂いて、都政をチェンジさせ、その力で国政を変えようではありませんか。

 私たちが推す知事候補は、東京都にはオリンピックの積立金4000億円など、積立金が1兆2000億円もあるので、この一部を使って、都の一般会計予算6兆円の僅か4%に当たる2500億円を組み替えれば、特養ホーム1万5000人分の建設や国民健康保険料の1万円の引き下げが可能だといい、さらに現職知事が削った福祉もほとんど回復出来ると、財源の根拠も示して明言しています。
 また、現職知事は裁判で断罪されたにもかかわらず「日の丸・君が代」の強制を続けています。私たちが推す候補は、このような強制をキッパリ止め、憲法九条を守ることを明言しています。この候補を知事に押し上げ、都政を「福祉・防災都市 東京」に転換させ、震災・津波から東京を守り、医療や福祉、教育が無償で、少人数学級が実現出来る都政をめざそうではありませんか。

 しかし、率直に言って、東京の力だけでは勝てません。かつて、京都の蜷川知事、大阪の黒田知事、そして東京の美濃部知事は、全国の力を結集して勝ちとったものです。どうか皆さん、皆さん自身が私たちが推す候補をご支持頂くのは当然として、東京都以外の全国の知人・友人に声をかけて頂いて、東京の知人・友人に「医師・前参議院議員の候補をご支持下さるよう」訴えてください。その力を結集すれば、必ず勝てます。皆さん方東京都民と、都外の全国の力を結集して、私たちの候補を必ず当選させ、新しい東京をつくろうではありませんか。そしてその力をさらに発展させ、国政を変えようではありませんか。
私たちの候補へのご支持を重ねてお願いして、私の応援の言葉を終えます。長い間のご清聴、本当に有難うございました。

(注)日本共産党は「国難」とも言うべき大地震、大津波、そして原発事故が重なって大きな被害が出ており、全国民が被災者救援、復興に取り組むべき時であるから、選挙を4~6ヵ月延期するよう提案しました。しかし、自民、公明、民主が反対し、結局、直接被害のないところは実施されることになったのです。
ところがこれらの党は、選挙延期に反対していながら、「選挙運動自粛」と称して政策論争までやらないようにしています。まさに「後出しジャンケン」と同じで、政策論争をしないまま、名前だけで投票させ、今までの政治を続けようとしているのです。
                                          増田 善信




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