てぃーだブログ › 平和こそ我が命 › 環境・平和運動 › アセス法を蔑にする政府の評価書は亡国の書
                 Kyutono9
 世界一危険な普天間米軍飛行場の閉鎖・返還を求める沖縄県民の民意に対して、日米両政府はあくまでも名護市辺野古への米軍再編強化のための「新要塞建設」の環境アセスメントを進めています。

 日本政府は恥ずかしげもなく軍艦まで投入して違法な調査を強行し、環境アワセメントを行い、自ら歴史的にも世界的にも最悪の環境アセス推進者としての姿を世に晒しました。別な言い方をすれば日本政府自ら、日本の環境アセス法を機能不全に陥し入れたことを世に知らしめました。

 足尾鉱毒と闘った田中正造「亡国に至るを知らざれば、之即ち亡国の儀につき質問書」を提出した国会で「民を殺すは国家を殺すなり。法を蔑ろにするは国家を蔑ろにするなり。皆自らを毀(こぼつ)なり。材用を濫り民を殺し法を乱して而して亡びざるの国なし。これを如何」と演説したと言われる〔明治三十三年二月十八日衆議院議事速記録第二十九号議長の報告〕。
 日本政府自ら環境アセス法を蔑ろにしているのだから、今まさに亡国といわざるをえません。 これに対して住民たちは国の違法行為を阻止する座り込み闘争や辺野古アセスやり直し(糾弾)訴訟を続け、私もそれぞれに参加してきました。

 さて、この度、日本環境学会の年会講演会の演題募集があり、私は「米軍再編強化のための辺野古の環境アセスメントと闘って」と題する口頭報告を申請しました。

 この報告は、辺野古や高江の座り込み闘争に参加する中で得られた様々な知見により、普天間(辺野古)アセスとは何か、その狙いとその本質を究明し、自然環境(沖縄の美しい海やヤンバルの森など)や国民(沖縄県民)の生活を守ろうとするものです。

 少なくとも一つの結論として、国は、ゼロオプションを含める等の環境アセス法の改正が必要なことを指摘したいと思っています




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